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交通事故の過失割合が5対5の例

2024年01月9日

交通事故における過失割合は、当事者の責任の重さや損害賠償の負担範囲を左右する重要な要素です。

事故の状況によっては、被害者にも一定の過失があると判断され、相手方の保険会社から「5対5」の過失割合を提示される可能性もあるでしょう。

今回の記事では、過失割合が5対5となった際の損害賠償金の決まり方や、5対5となる主な事故状況について紹介します。

過失割合に納得できない場合の対処法についても紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

 

過失割合が5対5の交通事故とは?

交通事故において加害者側の過失が5割・被害者側の過失が5割と判断されると、過失割合が5対5となる可能性があります。

過失割合とは、交通事故の当事者双方にどの程度の過失(責任)があるかを示す割合です。

たとえば車同士の交通事故で、当事者がどちらも信号無視をして衝突した場合、同程度の責任があると見なされれば5対5の過失割合となりえます。

 

過失割合が5対5となる交通事故の例

過失割合が5対5となる交通事故の例を、以下6つの状況別で紹介します。
・車同士の交通事故
・車と歩行者の交通事故
・車とバイクの交通事故
・車と自転車の交通事故
・自転車と歩行者の交通事故
・駐車場内で起きた交通事故

当事者双方に同程度の過失があると判断される交通事故は、車同士だけでなく、さまざまな状況で起こる可能性があります。

それぞれの事故状況で想定されるケースについて、以下で具体的に確認していきましょう。

車同士の交通事故

車同士の交通事故で過失割合が5対5になる例として、以下のようなケースが挙げられます。
・双方が赤信号で交差点に進入し、衝突したケース
・信号のない同じ道幅の交差点で、直進車と左折車が衝突したケース
・追い越し禁止ではない交差点で、道路中央に寄らずに右折した車と、その車を追い越そうとした直進車が衝突したケース

同じ四輪車で上記のような事故状況であった場合、当事者双方に過失が認められ、過失割合は5対5となるのが一般的です。

どちらも四輪車であった場合、交差点での事故の過失割合は信号機の有無や色、道幅などの要素が大きなポイントとなります。

車と歩行者の交通事故

車と歩行者の交通事故で過失割合が5対5となるのは、次のようなケースです。
・夜間に道路を直進していた車と、道路で座ったり寝転んだりしていた人が衝突したケース

歩行者は、もっとも交通事故のダメージを受けやすい交通弱者とされています。

そのため、歩行者と車の交通事故では、歩行者の過失割合を低く設定するのが一般的です。

しかし、歩行者側に重大な過失や危険行為が認められた場合には、歩行者であっても一定の過失割合が加算されます。

車とバイクの交通事故

車とバイクの交通事故で過失割合が5対5となる典型例には、以下のようなケースがあります。
・黄信号で交差点に侵入して直進する車と、対向車線から黄信号で交差点を右折したバイクが衝突したケース

車に比べてバイクは交通事故のダメージを受けやすいため、車対バイクの事故では基本的にバイクの過失割合が低くなりやすいです。

しかし、事故状況によっては両者の過失が同程度と見なされ、5対5の過失割合となる場合もあります。

車と自転車の交通事故

車と自転車の交通事故で過失割合が5対5となるのは、次のようなケースです。
・青信号で交差点を直進した車と、二段階右折を正しく行わずに青信号で右折した自転車が衝突したケース

車と比べて自転車は車体が小さく事故の被害が大きくなりやすいため、過失割合も低くなるのが一般的です。

しかし、上記のような事故状況では自転車側の過失も大きいと判断され、5割の過失となる可能性があります。

自転車と歩行者の交通事故

自転車と歩行者の交通事故で、過失割合が5対5となる典型的なケースは次のとおりです。
・赤信号で横断歩道近くの道路を横断する歩行者と、黄信号で右折や左折をした自転車が衝突したケース

自転車と歩行者を比べると、歩行者が交通弱者となるため、自転車側はとくに注意を払わなければなりません。

しかし、歩行者側にも危険行為や交通違反が認められた場合には、一定の過失がつき5対5の過失割合となる可能性があります。

駐車場内で起きた交通事故

駐車場内で起きる交通事故では、相手方の保険会社から5対5の過失割合を提示されるケースが多くあります。

過失割合を決めるための事故類型は、道路上での事故を想定したものが多く、駐車場での事故は判断基準となるデータが少ないです。

そのため、片方が停車中など明らかに一方の過失による事故でなければ、5対5で収めようとする傾向にあります。

相手方の過失を主張するためには、自身の証言だけでなく、ドライブレコーダーや防犯カメラの映像・目撃者の証言といった客観的な証拠を集めるのも重要です。

 

交通事故の過失割合に納得できない際の対処

交通事故の過失割合に納得できない際の対処法として挙げられるのは、次の2つです。
・事故の状況を示す証拠を集める
・専門家である弁護士に相談する

5対5と相手方から主張された際、納得できなければすぐに同意する必要はありません。

適切な過失割合に変更する対処法について、以下で詳しく確認していきましょう。

事故の状況を示す証拠を集める

交通事故の状況を客観的に示せる証拠があれば、適切な過失割合を主張しやすくなります。

具体的には、以下のような方法でできるだけ証拠を集めておくといいでしょう。
・事故現場や事故車両の写真を撮る
・事故直後の状況をメモに残す
・ドライブレコーダーの映像を確認する
・相手方との会話を録音する
・目撃者がいれば証言を依頼する

これらの証拠によって相手方の過失や危険行為が認められると、過失割合が修正される可能性があります。

専門家である弁護士に相談する

自身での主張や証拠集めが難しい場合には、専門家である弁護士に相談するのをおすすめします。

交通事故問題に精通した弁護士であれば、事故の状況や証拠にもとづいた適切なアドバイスをもらえるでしょう。

また弁護士に依頼すると、相手方との示談交渉を代行してくれるため、依頼者の負担を大きく軽減できるメリットもあります。

 

交通事故で5対5の過失割合に不満があれば弁護士へ相談しよう

交通事故の過失割合は損害賠償金に大きく影響するため、示談交渉での争点となりやすいです。

5対5の過失割合を変更したいと思っても、被害者本人が交渉にあたると不利になってしまうケースも多いでしょう。

交通事故の損害賠償金や過失割合の決定に不満がある場合は、早めに弁護士へ相談するのが得策です。

専門家のサポートを得られれば、事故状況や過去の裁判例をもとに、適切な過失割合に変更できる可能性が高くなります。

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