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バスやタクシー乗車中の交通事故による慰謝料

2023年03月7日

交通事故に遭ってしまう可能性があるのは、自分の車を運転している最中や歩行中だけとは限りません。

タクシーやバスを利用しているとき、交通事故が起きてしまうケースも考えられます。

乗車中に事故に巻き込まれた場合、どのように対処すべきか詳しく知っている人は少ないでしょう。

今回の記事では、タクシーやバスの乗車中に交通事故に遭った場合にとるべき行動や、慰謝料の請求先などについて解説していきます。

示談交渉時のポイントについても紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

 

タクシーやバス乗車中に交通事故に巻き込まれた場合の行動

タクシーやバスの乗車中に交通事故に遭ったときは、基本的に運転手の指示に従って行動する必要があります。

具体的な行動としては、以下のような流れです。
1. 車内で待機、もしくは車を降りて安全な場所で待機
2. 自身がケガを負った場合や、ほかに負傷者がいる場合は運転手に報告
3. 必要があれば、ケガ人を安全な場所に移動させ応急処置や医師の診察を行う
4. 警察が到着したら、捜査に協力すべきかどうか確認する

運転手が警察に連絡できない状況の場合は、自身で警察に交通事故があった旨を通報しましょう。

交通事故の後、場合によっては振替輸送のタクシーやバスが手配されます。

現場を離れる際は、乗車していたタクシー会社やバス会社の連絡先を控え、自身の連絡先も伝えておくようにしてください。

 

乗車中の交通事故で請求できる項目

タクシーやバスの乗車中に交通事故に遭った場合、被害者として請求できる損害賠償の項目には、以下のようなものがあります。

損害賠償項目 内容
慰謝料 交通事故による精神的苦痛に対して支払われる補償
治療費・入院費 治療などの際に必要となる費用
通院交通費 通院時に利用した電車やバスなどの運賃
付添看護費 通院・入院の際に付添人が必要となった場合の費用
器具等購入費 車椅子や松葉杖など、治療中や後遺症が残った場合に必要となる費用
家屋等改造費 事故が原因で家を改築する場合の費用
物損費用 事故が原因で破損した物品の費用
葬儀関係費 事故で死亡した場合の葬儀費用
休業損害 事故によるケガが原因で仕事を休んだ際の補償
逸失利益 事故に遭っていなければ得られていたはずの将来の収入に対する補償

実際にどの項目を請求できるかどうかは、被害状況などによって異なります。

請求忘れがないよう、事故が原因でかかった費用は漏れなく把握しておくようにしましょう。

 

タクシーやバス乗車中の交通事故の慰謝料請求先

タクシーやバスに乗車中の交通事故による慰謝料の請求先を、次のケース別で解説します。
・バス会社やタクシー会社に過失があるケース
・相手方のドライバーに過失があるケース
・双方に過失があるケース

慰謝料の請求先は、事故当事者のうち誰に過失があるかによって決まります。

それぞれのケースについて、以下で詳しく確認していきましょう。

バス会社やタクシー会社に過失があるケース

乗車していたバスやタクシーにのみ過失があるケースでは、バス会社やタクシー会社が損害賠償の請求先となります。

たとえば乗車中のバスやタクシーが信号無視をして起きた交通事故や、運転手の不注意で停車している車にぶつかった交通事故などです。

このようなケースはバス会社やタクシー会社に100%の過失があるとされるため、被害を受けた乗客は損害賠償を請求できます。

ただし、実際に損害賠償金を支払うのはバス会社やタクシー会社ではなく、加入している共済や保険会社です。

示談交渉の相手も、共済や保険会社の担当者となる可能性が高いでしょう。

相手方のドライバーに過失があるケース

乗車しているバスやタクシーの事故相手であるドライバーに過失があるケースでは、相手方のドライバーに損害賠償を請求できます。

たとえばバスやタクシーが信号待ちで停車していた際、後続車両から追突された場合などでは、追突してきた車のドライバーに100%の過失があります。

このようなケースでは、バスやタクシーの運転手や運営会社も、乗客と同様の被害者です。

相手方のドライバーが任意保険に加入していれば、示談交渉の相手は任意保険会社の担当者となります。

双方に過失があるケース

乗車していたバス・タクシー側と、事故の相手方のドライバー双方に過失があるケースでは、乗客はどちらに対しても損害賠償の請求が可能です。

請求する賠償金の割合は自由に決められますが、同じ賠償項目の二重取りはできないため注意しましょう。

請求割合が自由に決められるとはいっても、実際は相手方の保険加入状況や支払能力を加味した上で、どちらか一方に全額請求するケースが多いです。

事故の相手方のドライバーが不誠実であった場合は、バス会社やタクシー会社に全額請求するのが一般的といえます。

 

乗車中の交通事故で示談交渉を行う際のポイント

タクシー・バス乗車中の交通事故で示談交渉を行う場合、以下のポイントを押さえておきましょう。
・請求の抜け漏れに注意
・弁護士に依頼する

示談交渉は損害賠償金額を決めるための話し合いなので、損をしないためにも慎重な対応が必要です。

各ポイントについて、以下で詳しく解説していきます。

請求の抜け漏れに注意

交通事故に巻き込まれてしまった際、損害賠償として請求できる項目は多岐にわたります。

慰謝料や治療費・入院費はもちろん、事故で破損した物品の補償費用や、手すりが必要になった場合の自宅改修費なども請求可能です。

日用品などの入院雑費や、通院するための交通費などは請求漏れしやすいので注意しましょう。

また、交通事故が原因でかかった費用を請求する場合は、実際に支払った金額を証明する必要があります。

レシートや領収書は必ずその場で受け取り、しっかり保管するようにしてください。

弁護士に依頼する

示談交渉で不利な条件を出されないためにも、事前に弁護士へ依頼しておくのがおすすめです。

乗車中の事故による示談交渉は、基本的に相手方が加入している保険会社と行います。

保険会社は相場よりも低い損害賠償金額を提示してくる可能性もあるでしょう。

提示された納得がいかない場合は、保険会社の主張を鵜呑みにする必要はありません。

しかし、被害者個人で保険会社の主張を覆すのは難しいケースが多いです。

被害が大きい事故であるほど、早い段階で弁護士に相談するようにしましょう。

弁護士に依頼すると示談交渉を有利な状況で進められ、慰謝料などが増額する可能性も高くなります。

 

タクシーやバス乗車中の交通事故は、状況によって請求先が異なる

乗車しているタクシーやバスが交通事故に巻き込まれてしまった場合、賠償金の請求先は状況によってさまざまです。

示談交渉の相手は交渉に慣れたプロであるケースが多く、乗客である被害者が一人で対応するのは負担が大きくなりやすいでしょう。

もし示談交渉や損害賠償額で悩んだら、早めに交通事故に強い弁護士へ相談するのがおすすめです。

弁護士に依頼すると示談交渉を一任できる上、損害賠償金を増額できる可能性も高くなります。

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